人を思いやる気持ちが自分の心配事を減らす
ここのところ体調が悪い日が続いていた。
必要最低限の外出、家事、育児。
精神的にも沈みがち。
その上、また別の悩みもあった。
そんなこんなで、自分の世界が狭くなっていた。
う~ん、何もする気が起きない。
まあ、そんな時もある。
ところが突然、昔の友人が命の危険のある病にかかり大変だとの知らせが入る。あと数ヶ月の命かもしれない。
その瞬間、自分の悩みがふっ飛んだ。
早く他の友人にも知らせないと。
今できることは何か。
なぜこんなことになったのかと考えてしまうものだか、なぜかを問うても答えなんてわからないことが多いもんだ。
知らせておける友人に連絡して、ふと気づく。
人のために動いているとき、自分のことは後回しになり、自分の悩みも小さくなること。
そう、自分のことよりも周りの人を思いやる心が増せば自分の悩みが減るんだ。
以前感じた気づきを思い出せた。
自分のことでいっぱいいっぱいになるときは、人のことを思いやれていない。
人を思いやることができなくなっていると、自分自分と、自分の思いが大きくなる。
自分に余裕がないから人を思いやれないのではない。
思いやりを忘れるから、自分中心になるんだ。
本当に自分のことだけで精一杯な時期はあるだろうけど、三度のご飯を食べてる場合はまだ余裕があると思う。
今日もどこかで世界の誰かが、ご飯を食べられず、住む場所もなく命を失っている。
住む場所があり、ご飯を食べられ、命の危険を感じずに生きられている。
そんな幸せな環境で生かされていることを忘れてはいけない。
自分よりも困っている人がいること。
思いやりの心を持つこと。
自分の心配が大きくなるとき、大切なことを忘れていないかと気づけるように。