生き方を見つめ直す、本田直之さんのLESS IS MORE
西欧諸国が幸福度ランキングで上位を占めているのはなぜか?
「新しい幸せ」について考えた内容。
西欧諸国の人々にインタビューした内容や、自身の経験や考えを踏まえて書かれています。
私は専業主婦という立場上、どうしたら節約できるかをよく考える。
お金の心配をすることも多い。
主に子供の養育費について。できれば子供はたくさん欲しいけど、経済的にやっていけるか。
老後の資金なども先のこととはいえ気になる。
西欧の国は税金が高い分、学費や医療費の全てが国に保証されているため、将来のお金を心配する必要がなく不安が少ない。
それに、西欧の人は物質面での充実よりも精神的な満足を重視している。
日本でも以前よりはずいぶんそういう価値観が広がっているように思う。
子供の養育費の支援も手厚くなり、以前よりはお金の心配をせずとも子育てしやすくなりつつある。
物質面での豊かさには限度がない。
一時的な満足は得られても、またもっともっととなる。
周りと比べて自分の持ち物を選ぶこともおかしい。
共感できる部分がたくさんあった。
ほんとに自分らしく生きるにはどうしたらよいかを考えさせられる。
目に見えるものではなく、目に見えないものに価値をおいて生きたい。
本田さんはデュアルライフを勧めている。
デュアルライフとは二拠点で生活すること。本田さんはハワイと日本を拠点に生活されている。
これは一つの生き方の提案として刺激的だ。
二拠点で生活することが自分にあっているかはわからないが、そういう生活の仕方もあるのだと知り、自分の世界を広げられた。
今までの生き方にこだわったり、こうあるべきだと囚われていたり。
いつの間にか視野が狭くなっている。
特に私は大阪での暮らしが長かったし、大阪や大阪人が大好きだ。
だからこそ、東京に来てみて、大阪にはあって東京にないものがあると、関東ってさみしいなと思うことが多かった。
それは「違い」として受け止めることが大事だ。
どっちがいいとか、悪いとかを判断するよりも。
本田さんの言葉で一番心に響いたのは、
「勇気を持ってリセットボタンを押すこと」
新しい価値観や幸せを求めようとするときにこそ、今までやってきたことや固定観念を否定していかなければなりません。そうしないと、昔はこうだったという過去の常識に縛られてしまいます。
大阪ではこうだった、過去はこうだったと、自分が思っていた以上にこだわっていたのかもしれない。
本田さん的に言えば、大阪から東京、埼玉に引っ越ししたことは、新しいチャレンジとして励ましてくださるように思う。
ずっと大阪にいるよりも、新しい世界を見ていることは確か。
大阪から離れて失ったものの多さにさみしさを感じるけど、リセットすることを怖れずに、前向きなチャレンジとして捉えられたらいいな!
新しい幸せの形を模索していきたい。